2016/07/01

舞台で演じるのではなく、演じた場所を舞台とする。


本日もヴェネツィアより。

ローマでもピサでもフィレンツェでも思ったが
どうやらイタリアにはテラス席が多いようだ。

がっつり路上に突き出したり
もしくは広場の真ん中に席を
ドドンと設けていたりする


広場でマジックを披露していたところ、
レストランの店員さんが食いついてきた。




おいおい、仕事中だろ?


そう思いながらも披露する、僕。



どうやらこっちの人たちは日本人に比べて
かなりフランクに仕事をこなしているようだ。

駅の係員がジュースを飲んでいたり
レジの人がスマホをいじっていたり
清掃員が音楽を聴きながらやっていたり。

もちろん、悪いことだとは思わないし
日本人もそのくらい気楽に生きて欲しいとも思う。

せめて、仕事中にマジックを見るくらいの器量を。





レストランのお兄さんはどうやら
僕のことを気に入ってくれたみたいで


「こいつらにも見せてやってくれよ」と
スタッフを店前に呼んできたくれた。


そして僕をそこまで誘い、飲み物をくれた。


冷たくて美味しいフレッシュジュースが
炎天下にさらされていた身体に染み渡った。





しかし「チップだ」と頂いたジュースを
ただ飲み干して終わる僕ではない。



お客さんたちにも披露していい?


テラスに座っている人たちにも見えるように演じて、
マジックの輪をどんどんと広げていく。



気づけばそこは隣のお店だったが、
誰もこの盛り上がりを止める者はいない。




「今度はこっちでもやってよ」と。


堂々と演じられる舞台を見つけた。





0 件のコメント:

コメントを投稿

ご声援に感謝します!