2016/06/16

ローマは一日にしてならず



大道芸人にとってはローマは最高の場所だろう。
広場にはどんどん人が集まる。
帽子の中にはどんどんとお金が入る。

みんな派手にやっている。



一方、僕のスタイルは「大道芸」とは違って。
チップを投げ入れる用の帽子を置いて
音楽をかけてやるようなやつではない。

道行く人に声をかけて
マジックを見てもらって
手渡しでチップを戴く。


言うなれば「ナンパ式」である。

盛大に観客を集めてやるのとは違い
コツコツと稼ぐ感じである。



広場でひたすら道行く人に声をかける。



が、なかなか誰も立ち止まってくれない。
ノルウェーの時とはまた違う。

声をかけても拒否される。




新人マジシャンへの教育には
ストリートマジックを薦めている。
ひたすら、がむしゃらに
通行人に声を掛けなさいと教える。
見てくれればラッキー、
見てくれなくてもメンタルが鍛えられる、と。

しかしその日の僕は
心が折れて宿へと帰宅した。


初心のつもりで行っていた
ストリートパフォーマンス

それが全く見向きもされ無いことに
落ち込んだ。







スタイルを変えねば。





ただ、僕はスピーカーを持ってきてはいない。

今、持ち合わせているもので出来ること。



翌日、声を掛けるのをやめた僕は
1枚のカードを、ただ浮かせてみた








人が、集まってきた!


初心で声を掛け続けるのも大切だけど、
今の僕は、初心者ではない。

相模原の皆さんに支えてもらった
大切な技があった。


スピーカーも持ってないから
無音でやり続けたが、
これが僕にとって新しい
"世界のはじまり"
のような気がした。
というのは大袈裟か。







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